化粧品OEMメーカーと話す前に絶対知っておきたい!最初の商談で使う用語5選

用語

化粧品OEMがお手軽にできる時代

化粧品OEMで自分のブランドをつくることが手軽な時代になりました。
一昔前は3,000個だった最低製造個数が、今や1個からというOEMまで存在し、サービスは会社により様々です。

自分の化粧品ブランドを持ちたい方にとっては非常に喜ばしいことですね。
でも実際にOEMメーカーに問い合わせたときに、製造業ならではの用語や化粧品OEM特有のニュアンスなど、一瞬「ん?」と思う言葉が出てくることは珍しくありません。
丁寧な営業マンであれば、そんな用語は使わずに分かりやすい言葉で説明してくれるでしょうけど、全員がそうとは限りません。いわゆる、「担当ガチャ」というのも実際にあるかと思います。

言葉の正しい理解はとても重要です。
「こう言ったからこう受け取ったのに!!」とならないように、最低限は基本的な用語を押さえておくと良いでしょう。化粧品OEMメーカーの営業マンとの最初の会話によく出てくる用語を5個を注意点添えてご紹介しますので、初めての商談のときには是非目を通しておいてください。

①バルク
これは製造業においてよく使われる言葉の一つですが、化粧品業界においては「中身」と解釈してください。つまり、容器の中に入っている化粧品や美容液などの液体そのもののことを指します。

②リードタイム
スケジュールや納期の話をしているときによく登場する言葉で、「所要期間」という意味です。OEMのモデルにもよりますが、完全受注生産の場合には、依頼者が発注をしてからOEMメーカーが原材料や包材を手配し、バルク製造、充填包装、という流れになることが一般的です。手配する原材料や包材の種類や工程ごとに所要期間が異なります。「リードタイムは⚪︎ヶ月です」といった使われ方をします。

③処方
「処方箋」という言葉は調剤薬局でよく耳にすると思いますが、化粧品製造においてはバルクのレシピの意味で使われます。どこのメーカーの何の原料を何%配合する、ということが書かれたものが処方で、その詳細はOEMメーカーにとって最高レベルの機密情報として取り扱われます。海外輸出や販路によっては処方情報を提出しなければならないことがあるので、どこまで開示が可能かは事前にOEMメーカーへ確認しておくことをおすすめします。

④出来高
出来上がりの数量を意味する言葉です。
OEMで化粧品を作る際に、例えば3,000個発注したとします。OEMメーカー側は3,000個に合わせて原材料を仕込みますが、出来上がりは3,000個ピッタリにはなりません。仮に3,012個出来上がったとします。これを「出来高3,012個」といった表現をします。
OEMメーカーによりますが、この場合は3,012個全てが納品され、請求額も「3,012個×単価」となるのが一般的です。単価が500円だとしたら3,000個×500円=1,500,000円だと思っていても、実際の請求額は3,012個×500円=1,506,000円となるわけです。出来高のブレ方は大小あり、場合によっては100個単位でブレる可能性もあるので、事前にしっかりとOEMメーカーへ確認しておきましょう。

⑤ロット
若干ややこしいですが、ケースにより大きく3種類の使われ方があります。
数量
 使用例:「3,000ロットの見積を作る」
釜をまわす回数
 使用例:「2ロット分のバルクを作る」
1サイクルの生産で作られた化粧品の単位
 使用例:「今回製造したロットで不良品が発生した」

ご紹介した5つの用語は、最初の商談に限らず日常的にも非常によく使われている言葉です。
それでも会社によって若干のニュアンスの違いや、ルールが異なるケースがありますので、後々のトラブルにならないようしっかりと擦り合わせましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました